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苔の見分け方

投稿日:2014年11月20日

ホソバオキナゴケとアラハシラガゴケ

フィールドワークのシリーズが続いていますが、ここで少し得た知識を紹介。

ホソバオキナゴケは見分ける事ができた。と、以前の投稿で記載いたしましたが、正式には違います。

ホソバオキナゴケにはアラハシラガゴケという良くにた苔があります。

日本では古来、これらを含めて「山ゴケ」といっています。

「山ゴケ」は種類ではなく、総称ですね。

見分けるといってもこの「山ゴケ」を見つける事ができる。という事です。


フィールドワークの報告やり取りの中で北川さんから教えて頂いた物をご紹介します。

日本苔技術協会では、扱う苔を正しく知る事を絶対としています。

正しい苔の名称と学識名称をキチンと記載するという事をするように指導されます。


ホソバオキナゴケ = Leucobryum juniperoideum (レウコブリュウム ユニペロイデウム)といいます。

アラハシラガゴケ = Leucobryum bowringii(レウコブリュウム ボウリンギイ)といいます。

この2種の見極め(同定)を正確に行うには、顕微鏡を用います。

茎の断面を顕微鏡で観察して、中心束があれば、アラハシラガゴケです。

目視で判別するには、葉の長さを計測します。

10ミリ程度の大きさであれば、アラハシラガゴケと見てもいいでしょう。

また、茎の長さが5センチ以上ある時は、オオシラガゴケや、シロシラガゴケやの可能性もあります。


顕微鏡をもっていない私は、正確には見極められない。という事です。

また、持っていても生息環境も非常に似ているため、混生していることもあります。

という事は、1株ずつの同定が必要になります。

そんな事は途方もないので、なんとなくの目視での判定をしています。


写真は私がいつもフィールドワークに使用しているカメラで撮影した写真です。

1㎝マクロ撮影と顕微鏡モードというのがついています。

しかし、これでは同定できません。

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