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苔の基本特性について3

投稿日:2014年12月13日

苔の根と葉と茎

苔の特性として最大の特徴は、根と葉と茎にあります。

生物の知識をもう一度引き出してください。

根の役割は、土に張り巡らし土中の水分(水分中の養分も)を吸い取る。

葉の役割は、太陽光を浴びて光合成をおこない必要な養分を生成し、酸素を作成します。

茎の役割は、根で得た水分、葉で生成した養分を全体を行き来させる維管束(水が道管・栄養が師管)があります。

思い出しましたか?


苔にはこの概念がありません。

どこのどの部分でもどの機能もはたしてしまします。

仮根という根以外の他の機能をやめてしまった部分はあります。

また、ホソバオキナでは日光に当たらない部分は緑葉体がなくなり白くなっている部分があります。


ほとんどの種類がしっかりとした仮根がなく、土等の上に乗っかっているだけです。

なので採取するさいは簡単にはがれてしまいます。踏んだ時にすべるというのはこれが原因ですね。

また、大地に根を張らず固定されていないので、風に弱いです。

ちょっとした溝に生えている理由は挟まれて動かないからですね。


どの部分からでも光合成をし、新たな芽を発芽させることができます。

これにより、同一個体による増殖も可能です。

この増え方も自然の中では行われている。

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