社中レポート

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製品試作品

投稿日:2017年10月18日

種まき紙の製品利用方法

展示会でサンプル販売いたしました種まき紙(seeding paper)ですが、たくさんの方にご購入いただきました。

展示会中にも苔の苗、種まき紙の利用方法についてご質問をたくさんいただきました。

ここでは、ほんの一例をご紹介します。といってもまだまだ試験中です。

うまくいくだろうと思っているが、いかないかもしれません…

この案を元にどの様な製品が作れるか、どのように販売できるかぜひご参考に検討ください。


種まき紙サンプル試験

1.丸型のポットとスポンジを用意します。

2.ポットの中に入るようにスポンジをカットします。

3.スポンジをポットの一番奥まで届くように入れ、ポット型にカットした種まき紙を敷きます。

受け皿をおいて完成。


栽培キットとして応用して頂ければと思います。

ただし、注意点があります。

これは無土栽培です。要は土を使わない栽培で室内でも使いやすく、店頭でも管理しやすいです。

無土栽培は今までたくさんテストをしているのですが、スポンジを使用するのは初めてです。

このスポンジの特性上、うまくいくかどうかという点が試験内容の重要な点です。


スポンジの特性として、そのままの状態ではあまり水をすいません。

おさえてあげると元に戻る際に水を吸っていきます。

また、若干ですが、水を吸うことで膨張いたします。

この2点スポンジの給水時の些細な形態変化が苔の栽培をする上では大きな変化になり、妨げになるかもしれません。


なので給水の方法は受け皿からの給水をするようにします。

上から給水をすると水がたまるのみでスポンジと種まき紙が剥離し、水中に浮遊することになります。

浮遊し続けるのであれば成長するのですが、目で見てわかるほど底から水が抜けていきます。

これでは苔にとって大きな変化になります。


いつもは無土栽培を行う際は、キッチンペーパーを用いて苔玉のようにヒモで縛ります。

そうする事で些細な動きをなくすようにしています。

この様な試験を行い、3・4か月で新芽が出始めます。

半年ほどたっても新芽が出続け、コロニー形成をし始めたら栽培成功といえます。

安心して栽培製品として販売できるかと思います。


皆さんの取り扱ってらっしゃる製品や、家庭で楽しむ方法としてご活用ください。

栽培経過はこちらにUPしていきます。お楽しみに!

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